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キャッチャー防具の選び方 ― マスク・プロテクター・レガース・ミットの基本【初心者・保護者向け】
2026年7月21日 ・ 1回閲覧
グローブ・バット・スパイクと違い、キャッチャー(捕手)を任されると急に必要になるのが「防具」だ。マスク、プロテクター、レガース(すね当て)、そしてキャッチャーミットと、一式そろえるだけでも保護者にとってはハードルが高い。今回はプロ野球LABの「用具選びシリーズ」として、キャッチャー防具の基本的な選び方と、少年野球で確認しておきたい安全に関するルールを整理する。
キャッチャー防具はなぜ必要か ― まず全体像を知る
キャッチャーは、ファールチップ(バットに当たって跳ね返った球)が顔や体に直撃したり、本塁での走者との接触(クロスプレー)が起きたりと、他のポジションに比べて怪我のリスクが高い守備位置とされる。そのため一般的に、(1)ヘルメット、(2)マスク(スロートガード=喉当てを含む場合もある)、(3)プロテクター(胸・腹部を守る防具)、(4)レガース(すねと膝を守る防具)の4点が最低限必要な防具とされている(出典:野球用品スワロースポーツ「お父さん、お母さん必見!!少年野球おすすめ防具・プロテクター!」)。これにキャッチャー専用のミットを合わせた一式が、捕手を務める上で必要な装備になる。
少年野球チームによっては、練習や試合用の防具をチームの備品として用意している場合もある。まずは所属予定・所属中のチームに「個人で購入する必要があるか」「サイズ展開はどうなっているか」を確認するのが最初のステップだ。
安全基準について ― マスクは「SGマーク」が必須
キャッチャー防具の中でも特に重要なのが、マスクに関する安全基準だ。全日本軟式野球連盟(JSBB)は2022年シーズンから、捕手用マスク(および球審用マスク)について、製品安全協会が定める「SGマーク」の付いた製品の使用を義務付けている(出典:少年野球メモ「キャッチャー用マスクは"SGマーク合格品"の使用が義務化されてます!」)。全日本野球協会(BFJ)でも2020年から同様の基準が義務付けられている(出典:太陽スポーツ株式会社「『捕手(審判も含む)用マスクにSGマークが必須』の巻」)。加盟する連盟によって義務化の開始年が異なる場合があるため、詳細は所属チームに確認してほしい。SGマークは、製品安全協会が定める安全基準に適合した製品に表示されるマークで、対人賠償責任保険が付帯している点も特徴とされる。
プロテクターやレガースについても、所属する連盟(全日本軟式野球連盟や、地域の少年野球連盟など)が公認・規定する製品を使うよう定められている場合がある。市販の少年用防具の多くは「SG基準対応」「JSBB公認」といった表記があるので、購入前にパッケージや商品説明で確認しておきたい。ただし規定の詳細は連盟・大会によって異なる可能性があるため、購入前に必ずチームの指導者や大会要項で最新のルールを確認することを強くおすすめする。
サイズの選び方 ― 少年用は基本的に「ワンサイズ」
少年用のキャッチャー防具は、メーカーによってはワンサイズ展開のみで、対象年齢の目安は小学生とされることが多い。中学生以上でも身長が150cm以下の場合は少年用でも十分な場合がある一方、レガースなど一部の防具では2〜3サイズを展開しているメーカーもある(出典:Sposhiru.com「少年野球用キャッチャー防具の選び方と人気おすすめ9選」)。
サイズが合っているかどうかの確認ポイントとして、実際に防具を装着してしゃがみ、キャッチャーの構えをとった状態で「きつすぎない」「首元やすねに大きな隙間ができない」ことを目安にするとよい。レガースの膝下部分の長さを調整できる製品もあるので、成長期の子供には調整幅のあるモデルを選ぶと買い替えの頻度を抑えられる可能性がある。いずれにしても、体に対して大きすぎる防具は、可動域を狭めたり、隙間から打球・送球が入り込んで怪我につながったりする恐れがあるため、「今の体格に合っているか」を最優先に選びたい。
キャッチャーミットの選び方 ― サイズ・型・素材
キャッチャーミットは、他のポジションのグローブと違い指が分かれていない「ミット」の形状で、至近距離からの投球をしっかり受け止めるための厚いクッション性が特徴だ。少年用キャッチャーミットは500〜570g程度の重さの商品が多い傾向にあり、中には軽量をうたう約400g程度の商品もある(出典:Sakidori「キャッチャーミットのおすすめ18選」)。手や指の太さに対して大きすぎるミットは開閉のコントロールがしにくくなり、小さすぎるミットは捕球ミスにつながりやすいとされるため、グローブと同様に「今の手のサイズに合ったもの」を選ぶのが基本だ。
ポケット(ボールが収まるくぼみ)の深さにも「縦型」「横型」の傾向があり、ポケットが深い縦型はボールをしっかり保持しやすい一方、素早くボールを取り出しにくいとされる。逆に浅めの横型は、スピーディーな送球への切り替えに向くとされる。素材は他のグローブ同様、天然皮革(手になじみやすいが雨・水に弱い傾向)と人工皮革(手になじみにくいが水・泥に強い傾向)に分かれる。初心者のうちは、扱いやすさを優先して店頭で実際にはめてみて選ぶのが確実だ。
価格帯の目安
少年用キャッチャー防具(マスク・プロテクター・レガースのセット)の価格帯は、執筆時点(2026年7月)で確認できた情報では、新品でおおむね1万円台前半から、機能や素材のグレードが上がるにつれて3万円前後まで、幅広い価格帯の商品が展開されている(出典:野球用品スワロースポーツ「即納あり!!軟式キャッチャー防具セット特集」ほか複数の野球用品専門サイトの価格情報)。キャッチャーミットは他のポジションのグローブと同程度からやや高めの価格帯であることが多いとされる。いずれも商品・時期によって価格は変動するため、購入前に販売店や通販サイトで最新の情報を確認してほしい。
まとめ ― 「安全基準」と「サイズ」を最優先に
キャッチャー防具選びのポイントを整理すると、(1)マスクはSGマークなど安全基準に適合した製品を選ぶ、(2)プロテクター・レガースは所属連盟の規定に沿ったものを選ぶ、(3)体格に合ったサイズを選ぶ、(4)ミットは手のサイズと扱いやすさを優先する、の4点に集約される。防具は「かっこよさ」より先に「安全」を確認する用具であることを、保護者として意識しておきたい。
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この記事についてのお断り
本記事は野球用品専門メディア各社および関連団体が公開している解説記事・通知を参照し、初心者・保護者向けにキャッチャー防具選びの基本的な考え方を整理したものであり、当サイト独自のトラッキングデータや分析に基づくものではない。安全基準や連盟の規定は改定される場合があり、また所属する連盟・大会・地域によって細部が異なることがあるため、本記事の内容を鵜呑みにせず、必ず所属予定・所属中のチームや大会要項で最新の規定を確認してほしい。掲載している価格帯は執筆時点で確認できた目安であり、実際の価格は商品・店舗によって異なる。