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中日のピタゴラス勝率.476、実際の勝率.398に7.8ptの差 「試合の中身」は数字ほど悪くない
2026年7月17日 ・ 1回閲覧
中日ドラゴンズは7月16日時点で33勝50敗1分・勝率.398とセ・リーグ最下位に沈んでいる。しかし得失点から算出する期待勝率「ピタゴラス勝率」は.476あり、実際の勝率とは7.8ptの差がある。84試合を消化した時点でピタゴラス勝率通りに勝敗が転んでいれば40勝前後に達している計算で、実際の33勝とはおよそ7勝分の開きだ。試合の中身は数字が示すほど悪くなく、結果としての順位がそれに追いついていないだけ、というのが数字から読み取れる状況である。
ピタゴラス勝率とは何か
ピタゴラス勝率は、シーズンの総得点と総失点の比から「実力通りなら本来これくらい勝てるはず」という期待勝率を導く指標だ。中日は279得点293失点で、得点力はセ・リーグ3位、失点の少なさは4位。突出した長所はないが目立った穴もない、平均的な戦力を持つチームという評価になる。それでも実際の勝率がピタゴラス勝率を7.8pt下回っているのは、僅差の試合を落とす頻度が高いことを示唆する数字だ。直近10試合は5勝5敗の五分で、決して大きく崩れているわけではない。
ヤクルト・巨人は逆に「勝率が実力を上回る」状態
対照的に、同じ時点でヤクルトはピタゴラス勝率.437に対し実際の勝率は.506で+6.9pt、巨人はピタゴラス勝率.483に対し実際の勝率は.538で+5.5ptと、いずれも得失点が示す実力を上回る勝ち星を積み重ねている。ヤクルトは41勝40敗1分でゲーム差3.5、巨人は43勝37敗2分でゲーム差1と、順位表の数字自体は好調だ。ただしこれは接戦をものにする勝負強さが上乗せされた結果でもあり、こうした乖離は時間とともに縮小に向かう傾向があることも知られている。中日にとっては、取りこぼしている僅差の試合を拾えるようになれば順位も連動して上向く余地が、得失点の数字上には残っている。