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ホールド王争い、また逆転 ハーン44.7%が田中瑛斗24.4%を突き放す ― 新たな伏兵オリックス椋木蓮も急浮上【7月25日試合終了時点】
2026年7月25日
最多ホールドのタイトル獲得確率(当サイト独自のシミュレーションによる試算値)で、広島東洋カープのハーンが44.7%まで再浮上し、7月21日時点で71.6%まで独走していた読売ジャイアンツの田中瑛斗(24.4%)を突き放した。実際のホールド数は両者とも28で並んでおり、数字上は完全な五分。それでも当サイトの試算はハーンに軍配を上げている。3日前に「主役交代」を報じたばかりのこのタイトルレースが、また違う顔ぶれで動いている(本記事のデータは2026年7月25日試合終了時点。ホールド獲得確率は当サイト独自のシミュレーションによる試算値であり、NPB公式の発表ではない)。
日付を追うと、振れ幅の大きさがわかる
7月17日時点でハーン31.5%・田中瑛斗41.5%だったこの争いは、7月19日に田中瑛斗69.9%・ハーン22.4%まで開き、7月21日には田中瑛斗71.6%・ハーン20.1%とピークに達した。ところがそこから流れが変わる。7月22日に田中瑛斗49.8%・ハーン25.9%、7月23日に田中瑛斗52.6%・ハーン28.0%と徐々に差が縮まり、7月24日には田中瑛斗27.7%・ハーン48.5%と逆転。7月25日時点では田中瑛斗24.4%・ハーン44.7%となっている。ホールド数はこの間、田中瑛斗が7月21日以降28で足踏みしている一方、ハーンは7月21日の27から7月24日に28へと1つ積み増した。実数の差はわずか1つ、あるいは今はゼロだが、確率の振れ幅はそれよりずっと大きい。
なぜハーンが押し返せたのか
広島は7月25日時点で34勝50敗4分とセ・リーグ最下位、直近10試合も3勝7敗0分と苦しい戦いが続いている(当サイトの分析)。チーム状況だけを見ればホールドの機会が増える材料は乏しいはずだが、ハーン個人はこの期間もホールドを積み増している。一方の巨人は7月20日から7月22日にかけて広島との3連戦を2勝1敗で乗り切り、7月24日・25日には阪神に連勝して首位に浮上するなど、直近10試合8勝2敗0分と絶好調だ。ただし、その中身は7月21日11-5、7月25日5-1のように大差の試合が目立つ。ホールドは僅差のリードを守った場面に付く記録のため、勝ち方が大味になるほど、かえって田中瑛斗にホールドが記録される場面そのものが増えにくくなっている可能性がある。あくまで当サイトのシミュレーションが織り込んでいる傾向であり、確定的な因果関係として言い切れるものではない点は付け加えておく。
新たな伏兵、オリックス椋木蓮が浮上
今回新たに注目したいのが、4位につけるオリックス・バファローズの椋木蓮だ。7月17日時点ではわずか2.8%(ホールド24)だったが、7月22日に13.9%まで上昇。その後7月23日8.9%、7月24日4.1%と一度沈んだものの、7月25日には13.6%(ホールド27)まで戻し、ハーン・田中瑛斗・レイノルズに次ぐ4番手に浮上している。かつての「三つ巴」は、いまや実質的に4人が絡む混戦に姿を変えつつある。オリックスは7月25日時点でパ・リーグ4位(46勝45敗2分)とAクラス争いの渦中にあり、僅差の展開が多いチーム事情も、椋木の浮上を後押ししている可能性がある。
後退したレイノルズ、それでも17.2%を維持
7月12日時点では48.7%と首位を走っていた横浜DeNAベイスターズのレイノルズは、その後大きく後退したが、7月25日時点でも17.2%(ホールド27)とハーン・田中瑛斗に次ぐ3番手を保っている。DeNAは7月25日時点でセ・リーグ4位(39勝49敗3分)、貯金はマイナス10と苦しい状況が続くが、レイノルズ個人のホールド積み上げペース自体は大きく崩れていない。
まだ動く、最後まで目が離せない
ハーン44.7%、田中瑛斗24.4%、レイノルズ17.2%、椋木蓮13.6%。実数のホールドは28・28・27・27とほぼ横一線であるにもかかわらず、当サイトの試算する獲得確率にはこれだけの差がついている。ホールドという記録が、個人の実力だけでなく、チームの勝ちパターンや僅差の展開にどれだけ立ち会えるかという「巡り合わせ」に強く左右されることを、この乱高下が改めて示している。
この記事についてのお断り
本記事で示したホールド獲得確率・実際のホールド数は、いずれも当サイト独自の集計・シミュレーションに基づく試算値であり、NPBが公式に発表しているものではない。データは2026年7月25日の試合終了時点のものを基準としており、日々の登板結果によって数字は変動する。本記事はハーン投手をはじめ登場した投手陣の投球内容の優劣を評価する趣旨のものではなく、チーム状況を含めた「ホールドが記録される場面の巡り合わせ」の変化を伝えることを目的としている。