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野球ファンなら登録必須?見るべきYouTubeチャンネルまとめ

2026年7月29日 ・ 1回閲覧 ・ 執筆: 佐野健一(サノケン)

野球観戦の楽しみ方は、球場やテレビ中継だけにとどまらない。今はYouTubeを開けば、公式のハイライト映像から、OBの本音トーク、選手本人の素顔まで、テレビの実況では拾いきれない角度からNPBを味わえる時代になった。今回は数あるチャンネルの中から、野球ファンの間で広く知られている実在のチャンネルを、それぞれの特徴とともに紹介したい。「まだ知らなかった」という一本が見つかれば、次の試合の見方が少し変わるはずだ。

パーソル パ・リーグTV(通称「パテレ」) ― 公式チャンネルとしては異例の規模

パ・リーグ6球団が共同で運営する動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルは、ファンの間で「パテレ」の愛称で親しまれている。2022年6月11日にチャンネル登録者数100万人を突破し、これはスポーツのチームやリーグが運営する公式チャンネルとして日本で初めての達成だったと発表されている(PR TIMES「チャンネル登録者数100万人を達成【パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネル】」)。その後も勢いは衰えず、直近では登録者数170万人台に乗せている。

このチャンネルの強みは、単なる試合ハイライトの寄せ集めではない点にある。プレーそのものよりも、ベンチ裏で見せる選手のふとした表情や、味方同士のちょっとしたやり取りにあえてカメラを向け、そこに遊び心のある字幕・タイトルをつけて一本の動画に仕立てる。この「試合の余白」を拾い上げる編集センスこそが人気の源泉になっている。パ・リーグの試合を熱心に追っていないファンでも、選手の「素の表情」を知るきっかけになるチャンネルだ。

里崎チャンネル ― 元捕手の目線で試合を読み解く

元千葉ロッテマリーンズ捕手・里崎智也氏が発信する個人YouTubeチャンネルで、登録者数はおおむね90万人規模に達している。2019年に開設され、その後アシスタントを迎えたスタイルに切り替わってから人気が拡大した経緯があり、毎日のように更新される投稿頻度の高さも特徴の一つだ。

コンテンツの軸になっているのは、その日に行われたNPB全試合を捕手目線で振り返る企画で、配球の意図や守備陣形の意味合いなど、実況・解説だけでは深掘りしきれない「なぜそうしたのか」という部分に踏み込んでいく。長く一軍捕手としてバッテリーを組んできた経験に裏打ちされた解説は、観戦時に「次にどんな球が来るか」を予想する楽しみを教えてくれる。

上原浩治の雑談魂 ― 名投手が語る技術論とゆるいトーク

読売ジャイアンツやメジャーリーグで活躍した上原浩治氏が運営するチャンネルで、登録者数は100万人を超える規模まで成長している。もともとは「上原浩治のベースボールアカデミー」という硬めの名称でスタートしたが、現在は「雑談魂」というくだけたタイトルに変わっており、その名の通り肩の力が抜けたトーンで投稿が続いている。

内容は、ピッチングの技術論や配球の考え方といった実践的な話から、現役時代のチームメイトとの思い出話まで幅が広い。一流投手が実際にどんな理屈でボールを投げていたのかを、本人の言葉で聞けるのはこのチャンネルならではの価値だ。

高木豊 Takagi Yutaka ― 豪華ゲストが語る「ここでしか聞けない話」

元大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)の高木豊氏が発信するチャンネルで、登録者数はおよそ55万人規模。江川卓氏や真中満氏など、球界を代表するОBがゲストとして登場する回が多く、往年の名勝負の裏話や、現役選手が語りたがらないような本音トークが飛び出すのが魅力だ。

コーチ経験も豊富な高木氏ならではの視点で、往年のプロ野球界の裏話から、育成論、さらには野球ゲームの選手能力値に本人が物申す企画まで、バラエティに富んだラインナップになっている。

片岡篤史チャンネル ― PL学園世代のOBトーク

PL学園時代に春夏連覇を経験し、日本ハム・阪神で長く一軍の中軸を担った片岡篤史氏のチャンネルで、登録者数はおよそ30万人規模。PL学園OBならではの人脈を生かした企画や、現役時代のエピソードトークが中心で、同世代・同校出身の選手が登場する回はファンの間でも話題になりやすい。

派手さよりも、選手同士の距離の近さが伝わってくるアットホームな雰囲気が持ち味で、「あの時代の野球」を知りたいファンには特におすすめしたい一本だ。

公式チャンネルとOBチャンネル、両方を見る意味

パ・リーグTVのような公式チャンネルは「今起きていること」を鮮度高く伝えてくれる一方、里崎チャンネルや上原浩治氏、高木豊氏、片岡篤史氏といったOBのチャンネルは、経験者だからこそ語れる「なぜそうなるのか」という背景を補ってくれる。試合を見る前にハイライトで流れをつかみ、試合後にOBチャンネルで配球や技術の解説を聞く。この組み合わせだけで、同じ一試合の見え方はずいぶん変わってくるはずだ。

当サイトでは優勝確率やタイトル獲得確率、2軍から1軍への換算値といった独自の試算をもとにした分析コラムを続けているが、こうした動画コンテンツで選手の人となりや技術背景を知っておくと、数字だけでは見えてこない「なぜこの選手の数字が伸びているのか」という部分により実感を持って向き合えるようになる。詳しい試算の考え方は/about/methodologyで解説しているので、あわせて参考にしてほしい。

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この記事を書いた人

佐野健一(サノケン) ・ プロ野球LAB 編集長・データアナリスト

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